〜日本昔ばなし おぶさりてぃ (第三話)〜
ホンモノの化け物が、目の前にあらわれた!
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おぶさりてぃ 其の一
おぶさりてぃ 其の二
夜もだいぶ更け、亭主がもう帰ろうと立ち上がったその時、ずどん!と大きな音がして、背後に何かがあらわれた。
亭主は腰を抜かしそうになった。
そこにはぴかぴかした大きな大きな化け物がいた。
化け物は首を傾げて亭主を見つめると不思議な金属音を出した。
『ばろーん!おぶさりてぃ!ばろーん!』
最初こそ驚いたが、少し落ち着いた亭主は愛嬌のある化け物の顔をしげしげとみつめた。
亭主「・・・おまえは夕顔じゃあなさそうだ。が、不思議とこわくねぇなぁ」
『ばろーん!』
亭主「お前の名はなんだ?おぶさりてぃか?」
化け物は子供のように無邪気に頷いた。
亭主「『おぶさりてぃ』ってことは、おんぶしてほしいのか?ほれ」
亭主は化け物に背を向けた。
『ばろ~ん!ばろ~ん!』
化け物は嬉しそうにぴょんぴょんはねた。
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おぶさりてぃ 其の四