〜日本昔ばなし やまんばの瓢箪(ひょうたん) (第一話)〜
空腹だと元気がでないのはみ〜んな、おんなじ!
むかしむかしあるところに、にいちゃん、いもうと、おとうとの仲良したぬきの3きょうだいが住んでいた。
きょうだいたちはいつもおなかをすかせていた。
ある日、3きょうだいは空腹に耐えられず、お地蔵さんにお供えしてある、まんじゅうに手を出した。
にいちゃん「お地蔵さまには悪いが、おれたちは腹が減りすぎている。許してもらえるだろう」
するとどこから見ていたのか、3きょうだいのとうちゃんがあらわれた。
とうちゃん「そんなことをしていると、いまにやまんばにたべられてしまうぞ!」
とうちゃんにこっぴどく叱られたあと、3きょうだいは空腹をかかえて原っぱに寝っ転がった。
頭の上を流れる雲が全て食べ物にみえる。
いもうと「とうちゃん、あんなこといってたけど、やまんばなんてうそだよね」
にいちゃん「うん。やまんばなんてほんとうにいるんだろうか。しかし腹が減ったなぁ」
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