〜日本昔ばなし おぶさりてぃ (第二話)〜
怖がり亭主、急に勇敢になる!?
最初から読みたい方はこちら↓
おぶさりてぃ 其の一
春も終わるころ、亭主は知り合いから噂をきいた。
「最近、夜に村はずれを通ると化け物がでるらしいぞ、気をつけろ」
しかし、化け物の正体が夕顔だと思っている亭主は胸を張った。
「なぁに、いまに俺が退治してきてやる。まかせておけ」
知り合いは驚いた。
「お前、怖くないのか?くれぐれも無理はするなよ」
帰宅した亭主は、女房の説得もきかず化け物退治にでかけた。
女房「お前さん、いかないでおくれ 化け物に喰われちまうよ」
亭主「ははは、夕顔なんぞに喰われるものか」
亭主は勇ましい足取りで、化け物が出ると聞いた村外れに来てみたが、そこに夕顔はなかった。
「おかしいなぁ…」
夜になるとどこかから夕顔が化けて出るのかもしれない。
少し待ってみることにした。
続きはこちら↓
おぶさりてぃ 其の三
おぶさりてぃ 其の四