〜日本昔ばなし くわず女房 (第三話)〜
俺の飯が!男はカンカンになった
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くわず女房 其の一
くわず女房 其の二
隠れていたことも忘れ、思わず男は女の前に躍りでた。
「このバ、バケモノめ!離縁だ!今すぐ出ていけ!」
しかし女はそんな男の様子に全く怯まず
「ばれちゃぁしょうがねぇ」
と立ち上がった。
みるみるうちに皮がするりと剥げ落ち、体がニョキニョキと膨れ上がる。
いつの間にか、そこには見上げれば3メートルはあろうかという恐ろしい面持ちの青鬼が立っていた。
「わるいな旦那どの。もとよりワシの目的はオマエだ」
「オマエをいつとって食おうか、いまかいまかと待ちかねておったのよ。
ちょうどよかった。今夜は狸汁じゃ」